活動報告 認定NPO法人徳島こども食堂ネットワーク
2022年8月、徳島市ふれあい健康館で「ロッカーステーション」が始まりました。同年12月にはフクシマガリレイ株式会社のご厚意で冷蔵庫も設置できました。
「ロッカーステーション」とは生活に困窮している子育て家庭を県内のこども食堂が推薦し、こども食堂運営者が鍵を預かり、ネットワークから「食品や物品を入れた」という連絡を受けると子育て家庭に連絡、鍵を取りにきてもらい物品を受け取った後、鍵を返しに来た時にこども食堂運営者と近況等を話し合い、自立に向けて頑張っている子育て家庭を応援する仕組みです。
月に2回以上食品や日常品・文房具等を入れています。
こども食堂運営者からは受け取った家族の声を聞かせていただいています。
「ジュースは普段買えないので嬉しい」
「さつまいもはご飯に混ぜたり、焼き芋を子どもたちと作りました。」
「キッチンペーパーやトイレットペーパーが嬉しい」
「お米が買えなかったので、子どもが「うわ~お米だ!」と喜ぶ姿を見て笑顔になった」
「女性用品が入っていて助かりました」
毎回数え上げればきりがない感謝の声をネットワークは聞かせていただくのですが、特に今年は米不足が謙虚にあらわれ、ニュースで聞いた大人(親)はお米を食べず子どもに食べさせているのが現実としてありました。
ネットワークは収益事業をしていないので皆さまからいただいた寄付金を原資にし、名前もお顔も知らない子育て家庭ではありますが、応援していて年に1組くらい自立できた報告を聞いて喜んでいます。
この活動を支えていただいた寄付者の皆さまに報いるために2023年8月認定NPO法人になりました。
ご寄付をいただくと、その金額から2,000円を引いた額の80%が所得税から引くことができます。
子育てをしていて今、生活が困窮しているけれど必死で頑張っている家庭を応援する仕組みがロッカーステイションです。